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2020年4月22日 (水)

『吉本隆明と「二つの敗戦」』 [新装増補版] 発売!

お待たせしました。2013年刊『吉本隆明と「二つの敗戦」』(脈発行所刊)が絶版品切れでしたが、この度、[新装増補版]を刊行。
(2020年4月下旬)

  四六判、ペーパーバックス、218ページ、1,850円(税別)
  NextPublishing Authors Press 刊 (amazn で販売) 購入はこちらから

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←新装増補版 はしがき

 

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 “戦後最大の思想家とも呼ばれる吉本隆明。彼は「二つの敗戦」を体験した。
 ひとつは、二十歳のときに、太平洋戦争の敗戦。この「第一の敗戦」は、近代戦争のなかでの敗戦だった。
 もうひとつは、晩年の今世紀初頭に迎えた敗戦。貧困、格差社会、親の子殺し、子の親殺し、集団自殺、心の病い……彼は時代の病いを鋭く受けとめ、「第二の敗戦期」と呼んだ。福島第一原発の事故がこれに追いうちをかけた。それは、近現代の敗戦にほかならない。
 晩年の吉本さんは、明らかに引き裂かれていた。それゆえ、意外な慨嘆を率直に遺した。
 いったい、晩年の彼に何が起こっていたのか。
 彼の「引き裂かれ」を直視し、遺言(「存在の倫理」)を真摯に受けとめることが、「第二の敗戦」(近現代の敗戦)から歩みを前に進める前提になるはずだ。

 青春時代の不気味な予言
 谷中銀座の庶民・吉本隆明
 「大衆の原像」というOSとその危機
 「関係の絶対性」と「観念の相対性」
 原発と「科学の進歩」
 ハイ・イメージ論とインターネット
 ハイデガーと吉本の技術論
 「史観の拡張」は実を結んだか
 晩年漏らした率直で意外な慨嘆
 「存在の倫理」と贈与

【新装増補版への追補】
「吉本隆明と小林秀雄」
「谷川雁と吉本隆明」
モノクロ写真(谷中銀座、初音小路)

 

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